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避難するときに慌てないために、親子で確認しておきたい持ち出し品
台風や大雨、地震などで避難が必要になった時、子どもがいると「何を持って出ればいい?」と考えるだけでも焦ってしまいます。
防災バッグは、家に備蓄しているものを全部入れる袋ではなく、避難する時にすぐ持ち出すための最低限のバッグです。背負えるリュックに入れて、玄関近くや寝室など、すぐ手に取れる場所に置いておくと安心です。消防庁も、非常持出品は玄関や寝室など持ち出しやすい場所に置き、両手が使えるリュックなどに入れることを勧めています。
今回は、子どもがいる家庭向けに、防災バッグに入れておきたいものを分けてまとめました。
※避難する時は、バッグを取りに戻ることよりも命を守ることが最優先です。危険を感じた時や避難情報が出た時は、無理をせず早めに行動してください。
防災バッグは「家族全員分を1つ」にしなくても大丈夫
防災バッグは、大きなリュック1つに全部詰め込むよりも、
- 大人用リュック
- 子ども用の小さなリュック
- すぐ持ち出したい貴重品ポーチ
のように分ける方が持ちやすいです。
子ども用のバッグには、重たい水や食料をたくさん入れる必要はありません。
たとえば、
- 小さなお菓子
- マスク
- ハンカチ
- 連絡先メモ
- 小さなライト
- 暇つぶし用のカードや折り紙
くらいでも十分です。
政府広報では、非常持ち出し袋の重さの目安として、成人男性は約15kg、成人女性は約10kg、子どもや高齢者は約6kgを想定するよう案内しています。実際には、無理なく背負って歩ける重さを優先するのが大切です。
子どもがいる家庭の防災バッグに入れておきたいもの一覧
1. まず最初に入れたい「命を守るもの」
最優先で準備しておきたいものです。
- 飲料水
- すぐ食べられる非常食
- モバイルバッテリー
- 懐中電灯・ランタン
- 携帯ラジオ
- マスク
- 携帯トイレ
- ウェットティッシュ
- タオル
- ビニール袋
- 救急セット
- 常備薬
水や食料は、避難所に着くまでの分を意識して入れておくと安心です。家庭全体の備蓄としては、内閣府が「最低3日分、できれば1週間分」の飲料水・食料などを勧めており、飲料水は1人1日3リットルが目安とされています。防災バッグには、その中から持ち運べる分を選んで入れる考え方がやりやすいです。
入れておくと便利なもの
- 小さめのペットボトル飲料
- 栄養補助ゼリー
- ビスケット
- チョコレート
- カロリーメイトのような栄養補助食品
- 缶詰やレトルト食品
- 使い捨てスプーン
- 紙コップ
子どもは空腹や喉の渇きで不安が強くなりやすいので、普段から食べ慣れているものを少し入れておくのがおすすめです。
2. 子どものために入れておきたいもの
ここは大人用の防災バッグにはない、子どもがいる家庭ならではの準備です。
- 子どものお菓子
- 好きな飲み物
- 着替え
- 下着
- 靴下
- 羽織れる上着
- マスク
- 子ども用の常備薬
- 母子手帳のコピー
- 保険証・医療証のコピー
- 子どもの名前・住所・連絡先メモ
- 小さなおもちゃ
- 折り紙
- トランプやカードゲーム
- 小さなノートとペン
- ヘッドホン
避難所では、慣れない場所や人の多さ、音、暗さなどで子どもが不安になりやすいです。
お菓子や小さなおもちゃはぜいたく品ではなく、子どもが落ち着くための助けになるものとして入れておくといいと思います。
特におすすめなのは、
- 折り紙
- トランプ
- 色鉛筆
- 小さなぬいぐるみ
- シールブック
- 絵本1冊
- 音が出にくい知育玩具
などです。
3. 赤ちゃん・未就学児がいる場合に追加したいもの
赤ちゃんや小さな子がいる家庭は、年齢に合わせて中身を増やしておきます。
- おむつ
- おしりふき
- ミルク
- 哺乳瓶
- 哺乳瓶を洗えない時のための使い捨て哺乳瓶
- 離乳食
- スプーン
- スタイ
- 授乳ケープ
- 着替え多め
- 抱っこひも
- 子ども用の体温計
- お気に入りのタオルやぬいぐるみ
離乳食は、普段から食べ慣れているレトルトや瓶詰めを少し多めに備える方法が紹介されています。非常時に初めて食べるものではなく、いつもの味に近いものがあると子どもも受け入れやすいです。
4. 貴重品は「小さな防水ポーチ」にまとめる
貴重品は、リュックの奥にバラバラ入れるよりも、防水ポーチやチャック付き袋にまとめておくと探しやすいです。
入れておきたいものは、
- 現金
- 小銭
- 健康保険証のコピー
- 医療証のコピー
- 母子手帳のコピー
- お薬手帳のコピー
- 家族の連絡先メモ
- 避難場所のメモ
- 銀行口座や保険情報を控えたメモ
- 印鑑
- 家の鍵の予備
などです。
身元確認につながる書類や母子健康手帳などは、災害時に必要になることがあります。原本を常にバッグに入れるのが心配な場合は、コピーを防水袋に入れておく方法でも大丈夫です。
5. 停電・断水に備えるもの
台風や地震では、停電や断水が起こることがあります。
防災バッグには、次のような物も入れておくと役立ちます。
- モバイルバッテリー
- 充電ケーブル
- ランタン
- 懐中電灯
- 予備電池
- ヘッドライト
- 携帯ラジオ
- カセットコンロ
- ガスボンベ
- 携帯トイレ
- 給水袋
- ビニール袋
- ラップ
- アルミホイル
- 使い捨て手袋
特に、携帯トイレとライトは忘れやすいけれど大事です。
夜間の停電では、トイレに行くのも不安になります。小さなライトを1人1つ準備しておくと、子どもも少し安心しやすいです。
6. 季節によって足したいもの
防災バッグは、一度入れたら終わりではなく、季節ごとに見直すのがおすすめです。
夏に追加したいもの
- 冷却シート
- 塩分補給タブレット
- 虫よけ
- 日焼け止め
- うちわ
- 汗拭きシート
- 帽子
冬に追加したいもの
- カイロ
- 毛布またはアルミ保温シート
- 厚手の靴下
- 手袋
- ネックウォーマー
- 子どもの上着
- マスク
内閣府も、非常持ち出し品には暑さ・寒さ対策の小物を加えることや、食品・電池などを年に数回チェックすることを案内しています。
我が家なら最低限これだけ入れる
「全部そろえるのは大変」と感じる場合は、まずこれだけでも大丈夫です。
大人用リュック
- 水
- 非常食
- モバイルバッテリー
- ライト
- 携帯トイレ
- マスク
- タオル
- ウェットティッシュ
- 常備薬
- 貴重品ポーチ
- 子どもの着替え
子ども用バッグ
- お菓子
- 飲み物
- マスク
- ハンカチ
- 小さなライト
- 連絡先メモ
- 好きなおもちゃ
- 折り紙やカード
- 羽織れる上着
この形なら、最初から完璧にそろっていなくても、少しずつ準備していけます。
避難情報を確認したり、家族と連絡を取ったりするためにも、モバイルバッテリーは防災バッグに入れておくと安心です。
子どもがいる家庭では、スマホで動画を見せたり、ライト代わりに使ったりする場面もあるかもしれません。できれば、充電ケーブルが一体になっているタイプや、残量が分かりやすいものを選んでおくと使いやすいです。
防災バッグを置く場所も大切
せっかく準備しても、押し入れの奥に入れてしまうと、いざという時に持ち出せません。
おすすめの置き場所は、
- 玄関近く
- 寝室の出入り口近く
- 車の中
- すぐ開けられる収納の下段
- 家族が分かる場所
です。
また、家族で、
- 防災バッグはどこにあるか
- 避難場所はどこか
- 誰が子どもを見るか
- 誰がバッグを持つか
- 家族と連絡が取れない時はどうするか
を一度話しておくと、いざという時に慌てにくくなります。消防庁も、家族構成を考えながら、避難場所・避難路・非常持出袋の場所・連絡方法などを日頃から話し合うよう案内しています。
まとめ|子どもの安心につながる物も入れておこう
防災バッグには、水や食料、ライトなど命を守る物が必要です。
それと同じくらい、子どもが落ち着けるお菓子や、お気に入りのおもちゃ、暇つぶしになる物も大切です。
全部を一度にそろえなくても大丈夫です。
まずは家にあるリュックを1つ出して、
- 水
- ライト
- モバイルバッテリー
- お菓子
- マスク
- 着替え
- 連絡先メモ
このあたりから入れてみると、少し安心につながると思います。
前回の記事はこちら
「台風が近づく前に、子どもがいる家庭で準備しておきたい7つのこと」


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