
台風が近づくと、「まだ大丈夫かな」と思っているうちに、雨や風が急に強くなることがあります。
小さな子どもがいる家庭では、大人だけなら我慢できる不便でも、停電・断水・避難が重なると一気に大変になります。
台風が来てから慌てないために、できれば風雨が強くなる前に、少しずつ準備しておきましょう。
気象庁も、側溝や排水口の掃除、飛ばされそうな物の片付け、非常用品や飲料水の確認などは、雨や風が強くなる前に行うよう呼びかけています。
1.家の周りにある「飛びそうな物」を片付ける
まず見ておきたいのは、「家の外」です。
・植木鉢
・物干し竿
・自転車
・子どもの外遊び用おもちゃ
・ゴミ箱
・ほうき
・洗濯ばさみ
など、軽いものはもちろん。自転車など重かったとしても、倒れてしまったり、
強風で飛ぶことがあります。飛んだ物が窓に当たったり、近所の家や車を傷つけたりする可能性もあります。
できるだけ家の中に入れるか、動かないように固定しておくと安心です。
特に子ども用のボールや小さなイス、おもちゃは、軽くて飛ばされやすいので早めに回収しておきましょう。
2.水・食べ物・子どもの好きな物を少し多めに用意する
台風で停電や断水が起きると、買い物に行けなくなったり、お店の商品が少なくなったりすることがあります。
飲み水だけでなく、すぐ食べられる物も少し準備しておくと安心です。内閣府は、食料や飲料水を最低3日分、できれば1週間分程度備蓄する考え方を案内しています。
子どもがいる家庭では、非常食だけでなく、次のような「いつもの物」も大事です。
- 飲み慣れている飲み物
- 子どもが食べやすいレトルト・ゼリー・お菓子
- 常備薬、処方薬
- おむつ、生理用品、ウェットティッシュ
- ミルクや離乳食
- 好きなぬいぐるみ、小さなおもちゃ、絵本
非常時は、普段と違う環境だけでも子どもが不安になりやすいです。
「食べられる物」と「落ち着ける物」を少し入れておくだけで、気持ちがかなり違います。
3.スマホ・ライト・モバイルバッテリーを充電する
停電になると、スマホの充電ができなくなります。
家族や学校との連絡、避難情報の確認、天気の確認にもスマホは必要になるため、台風が近づいたら早めに充電しておきましょう。
準備しておきたい物は、
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 懐中電灯
- 乾電池
- 携帯ラジオ
- 充電式ライト
です。
懐中電灯は、子どもが怖がらないように、寝る場所の近くにも1つ置いておくと安心です。停電した時に探し回らなくて済みます。
4.避難する場所と、家族の連絡方法を確認する
「避難所に行けば安心」と思いがちですが、必ずしも避難所へ行くことだけが避難ではありません。
自宅が危険な場所ではなく、安全が確保できている場合は、自宅にとどまる方が安全なこともあります。一方で、川の近く、崖の近く、浸水しやすい場所などに住んでいる場合は、早めの避難が必要になることがあります。
台風が来る前に、家族で次のことを確認しておきましょう。
- 自宅周辺は浸水や土砂災害の危険がある場所か
- 近くの指定避難所はどこか
- 避難所までの道に川、用水路、低い道路がないか
- 親が仕事中の場合、誰が子どもを迎えに行くか
- 離れた場所にいる時、どこへ連絡するか
小学生くらいの子どもには、紙に保護者の電話番号や住所を書いて、ランドセルや防災バッグに入れておくのもおすすめです。
5.窓・雨戸・排水口を確認する
台風では、風だけでなく大雨による浸水も心配です。
窓や雨戸の鍵がきちんとかかるか確認し、必要ならカーテンを閉めておきましょう。気象庁は、窓や雨戸の施錠、排水口や側溝の掃除、風で飛ばされる物の固定・屋内への移動を、事前の備えとして案内しています。
家の周りに落ち葉やゴミがたまっていると、水が流れず、敷地内に水がたまりやすくなります。
雨が強くなる前に、無理のない範囲で排水口まわりを見ておくと安心です。
ただし、すでに風雨が強い時は外に出ないでください。
6.お風呂に水をためて、生活用水を確保する
断水に備えて、浴槽に水をためておくと、トイレを流したり、手洗いなどの生活用水に使えます。
気象庁も、飲料水の確保に加えて、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保することを案内しています。
ただし、小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。
浴槽に水をためたままにする場合は、子どもだけで浴室に入れないようにする、ドアを閉める、必要に応じてチャイルドロックを使うなど、事故を防ぐ工夫をしてください。
7.「警戒レベル4までに避難」を覚えておく
避難のタイミングで大切なのは、危険が迫ってから動くのではなく、早めに判断することです。
国の避難情報では、危険な場所にいる人は、警戒レベル3で高齢者や避難に時間がかかる人が避難を始め、警戒レベル4で全員避難とされています。警戒レベル5はすでに災害が発生・切迫している可能性が高い段階です。
子ども連れの避難は、荷物を持って移動するだけでも時間がかかります。
雨が強くなってから外へ出ると、道路の側溝やマンホールが見えにくくなったり、川や用水路が急に増水したりする危険があります。
「まだ避難しなくても大丈夫そう」と迷う時ほど、早めに安全な場所へ移動することを考えましょう。
まとめ:完璧より、「今できること」を一つずつ
台風への備えは、全部を完璧にしようとすると大変です。
まずは、
- スマホを充電する
- 家の外の物を片付ける
- 飲み水と食べ物を確認する
- 子どもの薬や好きな物をまとめる
- 避難場所を調べる
この5つだけでも十分な備えになります。
台風は進路や強さが変わることがあります。最新の警報・注意報、雨雲の動き、台風情報は気象庁の防災情報で確認できます。
子どもがいるからこそ、早めに少し準備しておくだけで、いざという時の安心につながります。
準備してたら、どんな時でも大丈夫!心から笑えるように備えよう。
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