
防災の準備をしようと思っても、
「何から買えばいいか分からない」
「防災グッズは高そう」
「全部そろえるのは大変そう」
と感じて、後回しになってしまうことがあります。
でも、防災準備は特別なグッズをたくさん買うことから始めなくても大丈夫です。
台風や停電に備えるなら、まずは家の中にある物を見直して、すぐ使えるように集めておくだけでも安心につながります。
特に子どもがいる家庭では、いつもの食べ物や飲み物、タオル、ライトなどが、いざという時にとても役立ちます。
この記事では、防災グッズを買う前に、家にある物だけで始められる防災準備を紹介します。
防災準備は「買う」より先に「集める」から始めよう
防災用品というと、大きな防災リュックや非常食セットを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、少しずつ専用の防災用品をそろえていくことも大切です。
でも最初から完璧を目指すと、時間もお金もかかってしまいます。
まずは、
- 停電した時に必要な物
- 断水した時に使える物
- 避難する時に持ち出したい物
- 子どもが不安になった時に役立つ物
を、家の中から集めてみましょう。
「今ある物を、すぐ使える場所にまとめる」だけでも、防災準備の第一歩になります。
最初に確認したいのは「家にとどまる時」と「避難する時」の物
防災準備では、全部をリュックに入れる必要はありません。
自宅で過ごすために置いておく物と、避難する時に持ち出す物を分けて考えると準備しやすくなります。
家にとどまる時に役立つ物
- 飲み水
- 食べ物
- 懐中電灯
- 乾電池
- タオル
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ゴミ袋
- ラップ
- カセットコンロ
- 常備薬
- 毛布やブランケット
避難する時に持ち出したい物
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 財布や身分証明書
- 子どもの薬
- 飲み水
- 軽く食べられる物
- タオル
- 着替え
- マスク
- 子どもの安心グッズ
まずは「家に置いておく物」と「持ち出す物」を分けるだけでも、何が足りないか見えやすくなります。
家にある物だけで始める防災準備7つ
ここからは、特別な物を買わなくても、家にある物で始めやすい準備を紹介します。
1.飲み水を集めて、置き場所を決める
最初に確認したいのは、水です。
ペットボトルの水やお茶、子どもが普段飲んでいる飲み物などを、すぐ取り出せる場所にまとめておきましょう。
台風や大雨では、停電だけでなく断水が起こることもあります。
飲み水はもちろん、歯みがきや手洗い、トイレなどに使う生活用水も必要になります。
飲料用とは別に、お風呂の浴槽へ水をためておく方法もあります。
ただし、小さな子どもがいる家庭では、浴室のドアを閉める、子どもだけで入らないようにするなど、水の事故を防ぐ工夫をしてください。
2.いつもの食べ物を少し多めに置いておく
非常食を買っていなくても、家にある食べ物が役立つことはたくさんあります。
たとえば、
- レトルトごはん
- 缶詰
- カップスープ
- 乾麺
- パン
- お菓子
- ゼリー飲料
- 常温で保存できる牛乳
- レトルトカレー
- ふりかけ
- 子どもが好きなジュース
などです。
特に子どもがいる家庭では、「非常時だから」と普段食べない物だけを用意するより、食べ慣れている物がある方が安心しやすくなります。
普段の買い物で少し多めに買い、古い物から食べて、食べた分を買い足す方法なら、無理なく続けやすいです。
3.家にあるライトを1か所へ集める
停電した時、懐中電灯があっても「どこに置いたかな?」と探してしまうことがあります。
家にあるライトを集めて、玄関・寝室・リビングなど、すぐ手に取れる場所へ置いておきましょう。
集めておきたい物は、
- 懐中電灯
- ランタン
- 乾電池
- スマホの充電ケーブル
- モバイルバッテリー
- 充電式ライト
です。
スマホのライトも使えますが、充電を減らしたくない時もあります。
できれば、スマホ以外に使える明かりを1つでも用意しておくと安心です。
子どもがいる家庭では、寝る場所の近くにもライトを置いておくと、暗くなった時に怖がりにくくなります。
4.タオル・ゴミ袋・ラップをまとめておく
防災グッズとして目立ちにくいですが、家にある日用品も災害時には役立ちます。
タオル
タオルは、体を拭く、寒さ対策、けがをした時の応急手当、濡れた物を拭くなど、さまざまな場面で使えます。
古いタオルでもいいので、数枚まとめておくと安心です。
ゴミ袋
ゴミ袋は、ごみを入れるだけでなく、濡れた物を入れる、荷物を守る、汚れた衣類を分けるなどにも使えます。
大きめの袋と、小さめの袋の両方があると便利です。
ラップ
ラップは、お皿にかぶせて洗い物を減らしたり、食べ物を包んだりする時に使えます。
断水で水が使いにくい時のために、キッチンペーパーや使い捨ての紙皿があれば一緒にまとめておくと安心です。
5.家にあるバッグを「仮の防災バッグ」にする
防災リュックをまだ用意していなくても、普段使っているリュックや大きめのバッグで大丈夫です。
まずは、避難する時に持ち出したい物を一つのバッグに入れてみましょう。
たとえば、
- 飲み水
- タオル
- マスク
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- 子どもの薬
- 小さなお菓子
- モバイルバッテリー
- 連絡先を書いたメモ
- 子どもの着替え
などです。
ただし、入れすぎると重くなってしまいます。
避難する時は、両手が使えるリュックが便利です。
最初は「これだけ持って出られれば安心」と思える物だけを入れておき、足りない物は後から少しずつ足していきましょう。
6.子どもが安心できる物を1つ入れる
防災準備では、食べ物や水だけでなく、子どもの気持ちを落ち着かせる物も大切です。
停電や避難先での生活は、子どもにとっていつもと違うことばかりです。
不安になった時に使えるように、
- 小さなぬいぐるみ
- 好きな絵本
- トランプ
- 折り紙
- 小さなメモ帳とペン
- お気に入りのお菓子
- 落ち着ける小さなおもちゃ
などを1つか2つ入れておくと安心です。
高価な物や、なくすと困る物でなくても大丈夫です。
「いつもの物がある」というだけで、子どもの安心につながることがあります。
7.家族の連絡先を紙に書く
スマホがあれば大丈夫と思いやすいですが、停電や充電切れ、通信がつながりにくい時には、紙のメモが役立ちます。
紙に書いておきたいのは、
- 家族の電話番号
- 子どもの学校や学童の連絡先
- かかりつけ病院
- 避難先
- 遠方の親族や連絡係
- 子どもの名前・住所
- アレルギーや薬の情報
です。
書いたメモは、防災バッグの中だけでなく、冷蔵庫や玄関付近など、家族が見つけやすい場所にも置いておくと安心です。
今日10分でできる「家にある物だけ」の防災準備
「全部はできない」と感じる時は、まず10分だけ使ってみましょう。
10分でやること
- ペットボトルの飲み物を集める
- 懐中電灯と乾電池を探す
- タオルを数枚まとめる
- ゴミ袋とラップを出しておく
- リュックを1つ用意する
- 子どもの薬や母子手帳の場所を確認する
- 家族の連絡先を書いた紙を作る
これだけでも、「台風が来たら何を持つ?」と慌てる時間を減らせます。
できなかった物は、次の買い物の時に一つずつ足していけば大丈夫です。
後から少しずつ買い足したい物
家にある物を集めた後で、「これはあった方が安心かも」と思った物だけを少しずつ買い足していきましょう。
優先して考えたいのは、次のような物です。
- 簡易トイレ
- モバイルバッテリー
- 乾電池
- 長期保存できる飲料水
- 携帯ラジオ
- 非常用の食べ物
- カセットコンロとボンベ
- 子ども用のマスク
- 常備薬の予備
- 防水できる袋
一度に全部そろえなくても大丈夫です。
「次の買い物で乾電池を買う」
「今月は簡易トイレを少し用意する」
というように、小さく進める方が続けやすいです。
まとめ|家にある物を集めるだけでも、防災準備は始められる
防災準備は、特別な物を買いそろえないと始められないわけではありません。
まずは家の中にある、
- 水
- 食べ物
- ライト
- タオル
- ゴミ袋
- ラップ
- バッグ
- 子どもの安心グッズ
- 連絡先メモ
を集めて、置き場所を決めておくだけでも大きな一歩になります。
子どもがいる家庭では、いつもの食べ物や好きなおもちゃ、薬なども大切な備えです。
完璧を目指すより、「今日できることを一つだけやる」と考えてみましょう。
家にある物を少しまとめるだけでも、台風や停電への不安を減らすきっかけになります。
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